日本石灰株式会社 設立

宇部マテリアルズ株式会社は、2つの企業の合併により設立した会社で、その内の1社が日本石灰株式会社でした。日本石灰株式会社が設立された当時は、石切工や窯焼職人による職人技が会社を支えていました。

日満マグネシウム株式会社 設立

軍需の拡大に伴い、航空機の原料であった金属マグネシウムの需要が急増。産業団の中核であった理化学興業が金属マグネシウムの製造拠点として目を付けたのが山口県宇部市でした。
理化学興業は、金属マグネシウム精錬技術を開発中であった南満州鉄道との合同出資により1933年、宇部化学工業の前身である日満マグネシウムが設立されました。

鉄鋼業界からの相次ぐ量産要請

中国からのマグネサイト鉱の供給を絶たれた鉄鋼業界は、相次いで宇部化学工業のマグネシアクリンカーの使用に踏み切りました。マグネサイト鉱山が無い日本にとって、海水からマグネシウムを精製する当社は、日本の産業にとって欠かせない存在となりました。

美祢工場 ベッケンバッハ炉 １号炉の完成

高品質な石灰製品を大量に製造するため、宇部ベッケンバッハ式竪型焼成炉を建設。外径6.7メートル、高さ45メートルという巨大な焼成炉は、高品質製品の製造と大量生産による安定供給を可能にしました。

千葉工場の設立

更なる事業拡大のため、千葉県市原市に千葉工場を設立。山口県と千葉県に工場を置き、日本各地における石灰需要への対応を可能にしました。

新生 宇部マテリアルズ株式会社の船出

日本石灰工業所から出発したカルシードと、日満マグネシウムから出発した宇部化学工業が合併し、宇部マテリアルズ株式会社が誕生しました。

第３の柱　ファインマテリアル事業部の誕生

当社はこれまで、マグネシア・カルシアというそれぞれの業界で首位を占める事業を持ち、安定した企業基盤を築いてきましたが、さらなる進化を求め、高い収益性を期待されるファインマテリアル事業部が誕生しました。

世界初　生石灰の海上輸送を実現

物流の効率化を求め、世界初の生石灰の海上輸送を実現しました。
物流効率の向上はもちろん、CO2排出量を大幅に削減することで、環境問題にも貢献しています。

Ube Materials(Thailand)Co.,Ltd.設立

ファインマテリアル製品の需要増加に対応するため、タイに工場を設立しました。

ＵＢＥ三菱セメント株式会社の設立

業界大手であるUBE三菱セメント株式会社のグループ企業に参画し、さらに安定した経営基盤を獲得しました。今後も宇部マテリアルズ株式会社は、これまで培ってきた技術と信頼を基盤に、さらなる成長と発展を目指し、顧客満足度の向上と社会貢献に努めて参ります。